星の美しゃ・於茂登のひかりが「みえるらべる」★3に データとAIで続ける田んぼの環境づくり

こんにちは、みやぎ米屋です。

当社グループの農業生産法人 株式会社みやぎ米穀が自社の田んぼで育てる「星の美しゃ」「於茂登のひかり」が、2026年の二期作米から、農林水産省のガイドラインに基づく環境負荷低減の見える化「みえるらべる」で、温室効果ガスの削減が星3つ、生物多様性の保全が星2つの等級になりました。ちょうど今、今年の二期作米を刈り取っているところです。今回はこの「みえるらべる」と、その裏側にある当社の米作りについてご紹介します。

「みえるらべる」とは

「みえるらべる」は、農産物をつくる時の環境への負荷がどれだけ減っているかを、星の数で分かりやすく示すラベルです。温室効果ガスは、地域の標準的な栽培方法と比べてどれだけ削減に貢献したかで決まり、5%以上で星1つ、10%以上で星2つ、20%以上で星3つになります。お米では、田んぼの生き物を守る取り組み(生物多様性の保全)も星の数で示されます。

温室効果ガス★3、生物多様性★2

みえるらべる 温室効果ガス削減 星3つ・生物多様性保全 星2つ

2026年の二期作米は、温室効果ガスが地域の標準的な栽培と比べて20%以上の削減に貢献したと算定され、最高ランクの星3つになりました。算定には、スタッフが毎日の作業を記録しているクラウドの営農管理システムのデータを使っています。日々の記録を積み重ねてきたことが、そのまま環境への取り組みを示す根拠になりました。

生物多様性は、冬の田んぼに水を張る「冬期湛水」と、除草剤を使わず草刈り機で行う畦の管理の2つで星2つです。石垣島の田んぼは、国の特別天然記念物カンムリワシが餌をとる場所でもあります。田んぼの水の中の生き物を守ることが、カンムリワシの暮らしを守ることにもつながると考えています。

DXからAXへ 毎日田んぼを見守るAI

当社は約130枚の田んぼを、人工衛星の画像やドローン、GPSで動く農機、クラウドの営農管理システムを使って管理してきました。これが農業のDXだとすると、いま取り組んでいるのはその一歩先、AIが日々の判断を支える「農業AX(AIトランスフォーメーション)」です。

当社では、自社で育てたAIエージェントが毎朝、田んぼの作業記録と、衛星・気象データにもとづく生育予測を自動で取り込んでいます。記録の抜けや、時期が来ている作業を先回りして知らせてくれるので、指示の出し忘れが減りました。

年2回お米を作る石垣島では、本土向けにつくられた生育予測が実際の稲より先に進んでしまうことがあります。そこで、スタッフが撮った田んぼや穂の写真をAIが読み取り、生育ステージ(BBCH)を見立てて予測を実際の稲に合わせて直しています。刈り取りや水を落とす時期は、写真と気温の積み重ねの両方から決めています。

収穫の時期には、刈り取りの記録と乾燥・調製の記録をAIが突き合わせ、品種の取り違えや記録の漏れを早く見つけます。最後に判断するのは田んぼを知る人ですが、AIが見落としを減らしてくれることで、経験の浅いスタッフでも適期を逃さない米作りに近づいています。

ラベルの対象について

ラベルの対象は、自社の田んぼで栽培した「星の美しゃ」「於茂登のひかり」の、2026年の二期作米(2026年秋に収穫)からです。それより前に収穫したお米は対象外ですので、ご注意ください。登録番号は 2026-1011-S00033 です。

これからも

島の田んぼを守り、島の未来へつなぐこと。その思いは、2015年に1枚の田んぼから始めた時から変わりません。データとAIの力も借りながら、環境にもやさしく、おいしいお米を作り続けていきます。ラベルのついた新米を、ぜひお楽しみに。

TOMOKAZU

TOMOKAZU

お米マイスター、農産物検査員、農業用ドローンオペレーター。 お米のプロとして、お客様にとって有益なお米情報を発信しています。

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