石垣島の稲作は、1年に2回お米の収穫を行う2期作が主になっており、1期米の刈り取りは6月から始まるため、この時期のお米は日本一早い新米として食卓にお届けすることができます。
当社では県内最大規模となる、年間約60haの圃場で石垣島産のお米を作っており、営農IOTシステムを活用して、品質向上のための栽培データ管理を徹底しております。次世代に繋がるスマート農業で業界をリードし、島の稲作を守っていきます。
当社のスマート農業の取り組みは、農機具メーカーKUBOTAからも認められ、KUBOTAオンラインイベントGROUNDBREAKERSにて「KSASグランプリ2024」の表彰をいただきました。
当社の田んぼ暦
Our rice field calendar
1月~種まき~
年が明けた1月には種播きを行います。育苗箱に種もみを撒いて発芽を待ちます。
~2月
種もみが発芽したら育苗箱をビニルハウスに移し、約1ヶ月間水やりを行って田んぼへ移植する準備をします。
2月下旬
2月の下旬頃から日本一早い新米の田植えが始まります。十分に育った幼苗を田植え機を使って一気に植えていきます。田植えは約1ヶ月半かかります。
3月~
田植え後は、自動田んぼ水管理システムを使いながら田んぼの水管理を行い、農業用ドローンで雑草や害虫・病気対策、必要に応じて追肥散布を行います。
5月~
稲の穂が出て花が咲き、一気に実がつき始めます。出穂から約1ヶ月は田んぼの水を張り続け、十分な実りを待ちます。
6月~
いよいよ日本一早い新米の刈り取りです。刈り取り後は稲を乾燥させ、もみ殻を取り除き、精米して商品となります。6月の中旬には市場に日本一早い新米が出荷されます。
6月下旬~
刈り取りが終わった田んぼの土壌分析を行い、2期米に向けた肥料散布計画を立てます。
6月下旬~
土壌分析の結果や施肥計画から、収量が妥当であったか分析・振り返りを行い、次回の計画にフィードバックします。圃場管理システムを有効活用して分析をスピーディーに行います。このトライアンドエラーも米作りの大事な工程の一つです。
6月下旬~
1期米の刈り取りと平行して、2期米の種もみの準備を始めます。作業が重なるためこの時期は超繁忙期となります。
7月上旬~
トラクターを使って、田んぼにすき込む堆肥などを散布します。
7月上旬~8月上旬
トラクター作業と同時進行で2期米の播種を行い、発芽したらビニルハウスに育苗箱を移動します。
7月中旬~
刈り取り後に残った稲わらを田んぼにすき込みつつ、土を深く掘り起こし、上層と下層の土を入れ替えます。
7月下旬~
田んぼを均等にならす代かきで田んぼを仕上げていきます。土の塊を細かく砕きながら田面を柔らかくしていきます。
8月上旬~
8月の上旬頃から2期米の田植えが始まります。真夏の炎天下での作業となるため、熱中症対策を入念に行い、一気に植えていきます。
9月~
田植え後は、スマート農業の恩恵を受けながら田んぼの水管理を行いつつ、ドローンで雑草や害虫対策、肥料散布を行います。システムにより全ての作業と散布量が管理されます。
10月~
稲の穂が出て花が咲き、一気に実がつき始めます。
10月下旬~
2期米の刈り取りです。刈り取り後は稲を乾燥させ、もみ殻を取り除き、精米して商品となります。
11月上旬~
土壌分析の結果、施肥計画から収量が妥当であったか振り返りを行い、次の計画にフィードバックします。
11月下旬~
トラクターを使って、田んぼにすき込む堆肥などを散布します。
12月中旬~
刈り取り後に残った稲わらを田んぼにすき込みつつ、土を深く掘り起こし、上層と下層の土を入れ替えます。
12月下旬~翌年
田んぼを均等にならす代かきで田んぼを仕上げていきます。土の塊を細かく砕きながら田面を柔らかくしていきます。