お米は毎年、新品種が誕生する
日本人の主食であるお米ですが、長年「こしひかり」が作付け面積1位の座をキープしています。そこで、「こしひかりを超えるお米を開発するぞ!」と各県とも品種改良に躍起になっているのです。
毎年、市場には新品種が産まれており、現在、お米の品種は900種類にも及びます。そのうち、われわれが食べる主食用としては約300種類。弊社は、その中から流通量が多く、食味の良いお米だけを取り扱っております。
美味しいお米とは?
さて、では食味の良いお米とはなんでしょう?お米の味は言葉で表現するのがとても難しいものです。そこで、お米の成分分析(お米の「アミロース」、「タンパク質」、「水分」、「脂肪酸」の数値測定)を行い、数値的に表現したものが「食味値」です。
食味値を100点満点で表記する場合に、標準値を60~65点に設定し、それより高いお米をいわゆる美味しいお米としているのです。
しかしながら、お米マイスターとしては、食味値だけが美味しさの基準ではない!と強く感じています。
ざっくり言うと、「アミロース」は粘りに関係する数値、「タンパク質」は水の含みやすさに関係する数値、「水分」は読んで字のごとし、「脂肪酸」は新鮮さに関係する数値です。
本当にこれだけで「お米の美味しさ」を数値化できるでしょうか?
お米の味は?香りは?艶感は?
最終的には、食味官能検査ということで鑑定士が実際に食して点数を決めますが、実際のところ、分析数値が出づらい品種もあったり、分析数値が低くても官能検査で評価されるお米もあるのも事実なのです。
また、お米の味わいや風味は品種だけで決まるわけではなく、地域×品種で決まるわけでもありません。生産者ごとに味が違うからです。同じ生産者でも、天候など様々な要因によって年ごとに出来上がりが違いますし、さらに言うと、同じ生産者でも田んぼによって味わいは変わります。
つまり、「結局のところ、自分が食べてみて美味しいと感じたお米が美味しい」わけです。
「あそこのラーメン屋、めちゃくちゃ美味しいよ。食べてみて!」
と言われてウキウキで食べてみると、全っ然自分の好みじゃなかった、、
そういう経験ありませんか?
僕は良くあります(笑)
なんだよそれ!と思った方に、、
お米マイスターである私が作成したお米の特徴を示したチャートを載せておきます。弊社が取り扱っている代表的な銘柄米のチャートです。島内スーパーでもお買い求めいただけます。
お米の特徴チャート
これまで日本人の好みは、「柔らかく」「もちもち」したお米が主流と言われており、やはり売れ筋は本チャートの右上1/4ゾーンのお米です(もち米除く)。
しかしながら、丼ものにはあっさりして歯応えのあるお米が向きますし、もちもちしていながら歯応えのあるお米も本当に美味しいです。
このチャートを参考にしてもらって、是非、いろんな銘柄のお米を食べてみてください。自分の好みが見つかると思います!
ふと気付いたのですが、最近誕生した品種は、歯応えのあるお米が多いように感じますね。
日本人の好みも少しずつ変わってきているかも知れません。とても興味深いですね。
美味しいお米の探求はこれからも続きます!
それではまた!
みやぎ米屋が自信を持ってお届けする、自社栽培のマイスター米「石垣島産の日本一早い新米」をオンラインショップにて販売しております。是非ご賞味ください♪